キーワード:日立市の街作り、町作り、街づくり、町づくり、まちづくり
先日、笠間に行ってきた。日立の花屋さんが笠間のクラインガルテンの近くでやっている庭(ビーブルーグレイ)を見に行ったのであるがその前に「フラワーヒル花ぞの」という英国風庭園を見にいった。
秋ということもあり花は春に比べると少なく、愛宕山が見え、庭をみおろすテラスでランチを食べた。ランチは英国のB&Bの朝食よりも軽めで物足りなかったのでケーキを頼んだ。
そうすると栗タルトが出てきた。これがなかなかおいしかったので、店内に置いてあるリーフレットの栗という字が目に入り見てみると「笠間てくてく栗図鑑」とあった。
笠間のたくさんのお店が名産の栗を使った料理やスイーツを提供していて、見るからに行きたくなる、食べたくなるものだった。
帰ってから観光協会のWEBを見たら「笠間発見伝」の文字が飛び込んできた。
笠間駅などからタクシーを使った定額制の観光ルートで、すべて体験型のものである。
陶芸をしたり、ハイキングをしたり、おいしいものを食べたりというルートがいくつもあってほぼ通年利用でき、リーズナブルな価格である。
これを使わない人も観光する時のモデルコースとして利用できる。
栗も発見伝も横のネットワークがなければできないものである。
日立でも、日立地域ブランドができたが、共通性や統一性は少ない。
市や観光協会の観光スポットも単発である。
高萩でも地域ブランドができたが、キャラクターのはぎまろとか高萩特産の大豆からの横展開などを一生懸命はかっている。
それでは日立は何もない、元気のない町か?今までそう思っていたが、最近、街づくり、街おこしに興味がわき、いろいろ意識するようになった。
そうすると必ずしもそうでもないということが分かってきた。
イベントもけっこうやっているし、日立地域ブランドだけでなく、さまざまな取組もやっているということが分かってきた。
日立だけでなく、まわりの常陸太田や高萩、大子なども一生懸命やっている。
常陸六国さんのWEBやブログhttp://hitachirokkoku.com/を見ると、そうであることが良くわかる。
大子町の総合計画では人口の減少に対して、常住人口減対策のほかに交流人口の増加を掲げている。
観光客なども100万人いれば1日平均3000人なので、3000人は人口と同じ活力をもたらすという考えで交流人口を増やそうとしている。
新観瀑台もうまくいっている。
日立市にはそういう考えはないようです。
それだけの観光資源がないという自覚によるものか、田舎ではなく都市だというプライドによるものか、何かはわかりませんが。
いずれにしても、最近は笠間や常陸太田、大子は行くと面白い。
日立は面白くないと思っていたが、実は面白いところに行っていなかっただけなのかも知れない。
例えば私はお酒も好きだが実は甘いものも好きなので、あちこちでケーキを食べるが、ひょっとすると日立はスイーツのお店が多いのかも知れない。
洋菓子も和菓子もけっこうな数のお店がある。
歴史のあるお菓子はないかも知れないが、東京では新しいお店に行列ができている。
常陸太田はそばの店を売り出している。
日立はそれをネットワーク化する力が足りないのかも知れない。
そして情報がどこかで寸断されている。明日から産業祭である。
かなりの人出が予想される一方、駐車場がないとか、公共交通手段がないとかで行かないという人も多い。
そこそこの賑わいがあれば、駐車場もないのであまりたくさん来られては困ると考えているのではないかと思うような宣伝(少ない)である。
銀座通りのナイトバザールも市外の出店者を締め出してから人気がなくなったという話も聞いたことがある。
聞いた話も多く、真実かどうか確かめる術もないが、活性化を阻害する要素がいくつかあるように思うし、それを取り除こうと活動しているところが(行政も含め)残念ながら見当たらない。
自分も、大子や袋田の滝、笠間は好きです。この間もバイクで一人行きました。
返信削除袋田の滝は、滝よりも、あの滝へ向かう周辺の場の雰囲気がとても良いですよね。古びたお店が逆に味があり、木々や魚が泳ぐ澄んだな川に癒されます。一番の驚きは、お店で飲んだ普通の水が果てしなく美味しかったです。
大子は、奥久慈シャモが食べれるお店が観光マップにされていて、小さい中に個性があるので、分かりやすいですよね。
笠間は工芸の町というイメージで、休日に普段と違う文化に触れたいときに行きます。昔、女の子をデートに誘う際に活用しました。
日立の個性はなんでしょう?今のところは工業でしょうか。
ただし、日立の中心から少し外れるだけで、未発掘が色々ありそうだな~。と感じてます。
最近気になっているのは、十王の地域の山と、酒蔵と落人の村(知り合いに聞いたので正確ではないですが…)があるらしく、物語的に興味津々です。