2010年12月29日水曜日

お祭りと組織文化

 組織文化論を勉強中です。


 お祭りはそれ自体がシンボル的なものだと思うんです。

 茨城県デザインセンターの一ノ瀬さん(建築のデザイナーであり、長野県で湧き水のワークショップを行った)と以前にお話をした時に、『江戸などの昔から現代へと続いているお祭りは本当に良くデザインされているものだよね。』と言っていた、それがとても印象的でした。


 本来のお祭りは、世代を超えて連綿と受け継がれてきたモノとコト。

 誰でも主役になり得る白紙もある。はみ出るような者が居た時には、それをセーブする顔役もしっかりいた。

 お祭りを受け継ぎ、語り、実践することで、お祭りの基の魂(理念や、普遍的な価値のようなもの)の継承もされていく。
 ねぶたなどの東北のお祭りは特にそうかもしれません。夜は子どもも引ける山車が。

 今の効率を追及し過ぎた時代には、必要のない非効率に移るかもしれません。

 しかし、利害関係などの立場を超えて、人と人をつなぐという意味では、本当に大切なものなのかもしれません。

 ある種の強制力と、逆に自ら関わる主体性の意識、お祭りを繋げていく者としてプライド。

 それらは本当は日本の知恵の結晶、叡智として続けられてきていたのではないでしょうか。

 お祭り=イベント。ではなく、お祭り=様々なものとJOINTするもの。と言い換えることが出来ると思います。

 JOINTされるもの。それは山や川などの自然であり、人と人。ご先祖様や地域の偉人、はたまた動物であったり。

 現代は無縁社会と言われるように、縁がなくなりつつあります。

 でも、お祭りで身近に繋がれていたのかもしれません。

 今、お祭りを見直す時期に来ているのでしょう。

 繋がりを取り戻すためのお祭りへと、デザイン。

 そのためには、デザインされつつも、あえて白紙を残し、参加者で埋めていくという行為での共有が出来ると最高かもしれません。

 体験は一番の勉強。でも、机上のことも聞くと、さらに効果的。自発的な行動が出来る素地があれば体験はさらに深いものになる。それが実を結ぶためにも継続もあるとさらにグ~!でしょうか。

 思いついたことをダラダラとすみません。



 シンボリスティックなモノに、共通の体験という行為・行動が組み合わせる効果(自分の解釈も入っています)。
 ①お互いの違い(立場、志向)を覆い隠し、繋がりが作られる。共通の体験により、お互いを受け入れやすくなる。

 ②組織文化を共有しているという認識をもたらす。体験による、共通の土台が出来ることで、意識しない部分での繋がりも出来る。

 ③より深いレベルで価値規範の共有が出来る

 ④参加がアイデンティティになる


 さらに、アート、お役立ち機会、活動の中の一部になれるなどのスパイスがあると、
 ①参加していること自体が自信につながる
 ②主体性をもてるようになる




○組織文化のの構成要素としての価値規範は、
  ・組織全体を穏やかにおおう『WHY、WHATのロジック』として機能する『普遍的な価値規範(あいまいさがある)』
  ・特定の立場や状況において『HOWのロジック』として機能する『実践的な価値規範』
 の2つに分類される。

○また、組織文化の構成要素としての行為は、
  ・『習慣的な行為』と、
  ・価値規範にもとづいて構築される『臨機応変な行為』
 の2つに分類される

○このうち、2つの価値規範のあいだには、
  ・普遍的な価値規範にもとづいて実践的な価値規範が構築され、正当化される、 
と同時に、
  ・実践的な価値規範にもとづいて普遍的な価値規範が再形成されるという相互作用がある


○価値規範にもとづいて構築された行為は繰り返されていくうちに習慣的な行為になる(時間はかかる)

○構想要素間のダイナミクスの価値規範から行為への影響
  ・普遍的な価値規範が臨機応変な行為を構築する
  ・実践的な価値規範が習慣的な行為を運用、制御する

○構想要素間のダイナミクスの行為から価値規範への影響 
  ・行為および、それをもたらした結果の解釈にもとづいて価値規範が再形成される
  ・行為が望ましい結果をもたらした場合、従来の価値規範はより強化される(逆もあり)

●実際の組織生活において、普遍的な価値規範が組織のメンバーの行為に影響をおよぼすことは稀であり、人々の行為のほとんどは実践的な価値規範によって運用、制御されている

●普遍的な価値規範の習得ということにかんして言えば、シンボルをつうじて受動的に理解するというプロセスよりも、自らの行為の結果からのフィードバックから主体的に理解していくプロセスにおいて、習得はより深いレベルになる

●普遍的な価値規範は本質的に曖昧なものなので、組織メンバーが内容、深さにおいて完全に共有することは出来ない。それにもかかわらず、組織メンバーが組織のメンバーが組織文化を共有したという認識をもつことができるのは、実践的な価値規範や習慣的な行動が共有されているから

2010年12月24日金曜日

組織変革

●キーワード:日立市の街作り、町作り、街づくり、町づくり、まちづくり

 組織変革には、おおまかに以下の3つの段階があるとのこと。

 そして、組織変革が失敗に終わる理由が1~8で示されています。

 これは逆に言えば、失敗の逆をいくようにすると良いのかもしれません。

◎組織変革が成功する理由 藤原作成
1.現状を否定する;十分な危機感を持てるように現状認識
2.変革を導くのに必要な連帯や結託を築く
3.ビジョンの力を十分に評価する
4.従業員にビジョンを十分に浸透させる:頻繁にコミュニケーションし、伝達してく
5.新しいビジョンにたちはだかる障害の発生に早急に対処する
6.区切りごとに短期的な成果や進捗を確認する:評価する仕組みをつくる
7.時間がかかることを理解する
8.変革を企業文化にしっかりと定着させる(錨を下ろす)

未来デザイン会議には、これが全部分かりやすい形で載っているんだな~。と感心します。

なんにせよ、現状認識を共通で認識するためにファシリテーターを入れた頻回の喧々諤々の会議、
方向性としてビジョンを作り、
行動をして、問題があるごとに解決策を探していく、
結果が少しでも出た場合には、ポジティブフィードバックを進めていく。
時間をかけて、積み重ねていく。
意識として、時代に合わせて変わっていく意識を持つ。

これを書いていて思ったのが、自分が集団でよく用いる手法の『認知行動療法』に似ているなと。
組織を変えるには、一人ひとりの考え方が変わる必要があります。
一人ひとりの認識・意識の幅を広げるのに、他の社員の意見を聞くのはとても良い効果があると思います。
出来れば、ネガティブは思考が貧困になるので、ポジティブなことを多めにすると良いです。
ポジティブだと思考が自由に出てくるのに、ネガティブだと制約が出てくるのは不思議ですよね。

この感情に重きを置いたアプローチは絶対に必要です。



J.P.Kotter(1996)『Leading Change』Harvard Business School Press.P16(梅津祐良『21世紀の経営リーダーシップ』日経BP,30貢)

●変革のプロセスの3つのフェーズ
1.今ある状況を解かす(解凍。下記失敗に終わる理由の1.~4.段階に関わる)
2.解けている間に実際になにかを変えていく(変化そのもの。下記失敗に終わる理由の5.~7.に関わる)
3.再び凍らせる(凍結、あるいは歯止め。下記失敗に終わる理由の8.に関わる)


●組織変革は複雑なプロセスである
・変わるのはあくまで、その組織の中の一人ひとりの個人。個人の意識、発想、行動が変わらないと組織は変わらない
・しかし、大勢の人がいて、『終わり』の喪失感、『変化』への不安・恐れ、『始まり』の興奮、『中立圏のもどかしさ』の仕方がひとによって異なる
1.組織変革は、感情、エモーションの問題を伴う
2.組織変革は、派閥間などの政治的な過程、パワーバランスの変化という問題を伴う
3.プロセスが重要


●『変革への抵抗(resistance to change)』
1.個人レベル:慣れ親しんだやり方を終焉させるのが心理的に難しい(ブリッジズ)
2.集団レベル:団結心が強いと集団圧力のために自分ひとり違うことを言いづらい
3.組織レベル:伝統があり、強い社風をもつ組織ほど、大半の人が当然のことと確信している(社内)の常識が強固(シャインの組織文化論)

⇒これら3つの阻害要因は、時代の特性に合っている場合には、すべて美徳であり、強みである。
⇒激変期には足かせになるというパラドックスを自覚する必要がある


●組織変革が失敗に終わる理由
1.現状満足を容認する;うぬぼれて十分な危機感がない
2.変革を導くのに必要な連帯や結託を築くことを怠る
3.ビジョンの力を過小評価する
4.従業員にビジョンを十分にコミュニケートしない
5.新しいビジョンにたちはだかる障害の発生を放置してしまう
6.区切りごとに短期的な成果や進捗を確認することを怠る
7.あまりに早急に勝利を宣言する
8.変革を企業文化にしっかりと定着させる(錨を下ろす)ことを怠る

2010年12月22日水曜日

茨城のクリエーター集団

●キーワード:日立市の街作り、町作り、街づくり、町づくり、まちづくり

こんなのあったら面白そうですね。

という話を昨日、県北生涯学習支援センターの沼田智也さんとお話をしてきました。

沼田さんは京都の芸術系の大学へ行ってらした方で、センスが良くアート系には強いです。良い意味のこだわりを持っており、将来有名になるんじゃないかな?と勝手に思っています。

ちなみに、自分の窯を山奥に持っていて、昔の方法で、ゆやくを使わずに炭が自然と色づくようなものを作っています。

具体的には今度聞いてUPします。

見せてもらったんですが、自然が生み出す黒が基調となったクールなもの。

最高にカッコいいですが、見せられないのが残念です。



話をもとに戻しますが、クリエイティブな人たちは茨城にもいっぱい居ます。

下でまた出てきますが、CLIFFにはそういうクリエイティブな人たちが集まってきます。行くと面白いですよ。勝手に日立の外せないスポットだと思っています。

その人たちのコミュニティを作っていけたら茨城をアートで結んでいけると思うのです。

ジャンルは色々あると思います。陶芸、音楽、映像、写真、絵画、ダンス、スポーツ、洋服、革細工、ガラス工芸、などなどなど。

そんなコミュニティを作りたいと思います。

ディープなこだわりを持った集団が、自分達で企画し、応援者が増えていくと、それだけで街の風景は変わると思います。



さらに醸成されていけば、世界にも発信できます。

茨城オリジナルなブランドを世界へと発信していけたら、自然と茨城は見直されます。

一緒にお話をしていて、共通の見解だったのが、『茨城は素材が良い。』

良いのが自然過ぎて、気づけていないのか、素材が良いのでそのままでも十分売れているため必要としていないのかもしれませんが。

見えるようにしていくことが大事ですね。見える化。



CLIFF(http://www.cliff-wht.com/)なんかは、日立にありますが、東京からアーティストが来てイベントをやったり、プロのスノーボーダーが来て、一緒に雪山ですべったりしてます。

でも、みんなお金のやり取りではなく、人と人のつながりで来てくれているとのこと。

お店で扱っているのは友達のブランドが多いらしく、信頼関係、互恵関係にいるのだな~と感じます。

そんな人と人のつながりにこそ、街作りにおいて一番重要なことではないかな?と思います。

私も、スノーボード用のウェアを買いましたが、安い。。最新モデルまでが。。東京とかなんかより全然安いですよ。しかも、市販されていないようなデザインも多いですし、人と違うものを探すならココは外せないと思います。

最新のセンスを持ち込んできてくれています。オーナーの山岸さんは日立が好きだからココでやっているんだよ。とのこと。日立愛を感じます。

逆にセンスのある方なら場所は関係ないのでしょうね。



昨日は楽しくお話し過ぎて、ついつい飲みすぎ、泥酔。。。

帰りにオデコをぶつけ、流血。

血が止まらず、真夜中に病院へ行くことに。

お恥ずかしい。。。。

酒はほどほどに。自戒をこめて。反省してもすぐにやるんですけどね。。。

2010年12月21日火曜日

★これまでの組織と21世紀の新しい組織

 これを見たときに、変化の中で生き残る組織、そうでない組織というものが見えてきます。

 OPEN性(開放性)は一つのキーワードですね。ITの強み、弱点、可能性を意識して行動している組織は強い。

 社員にも社会にも開かれた組織は強くなる。

 真似されやすい部分(スキル、知識、デザイン)は、陳腐化されやすく、安い賃金へ移されていく。限界に近づく過酷な競争へ。

 生き残るのは意識の高くラーニングサイクルを持つプロ集団や、もしくはユニーク・独創的な集団、アート集団などの暗黙知、瞬間瞬間に力を発揮できる組織でしょうか

 組織文化は一朝一夕には真似できないから、これも強み。


 また、現代の急激な変化に強い、柔軟性と核を持っている組織は生き残る。理念を核に、ビジョンや行動指針などへブレイクダウン。急激な変化の中では、ART(Active Risk Taking)経営。ある程度のリスクは持たないと成長も難しい。


 他とは違う(理念ある)ストーリ-があり、うまく見える化されている組織はそれだけで、価値が異なってくる。

 例)ある地方で、地域の若者ために就労先を確保したいという家具屋さん。周りに応援してくれる人が増え、結果として注文が増えた

 生きがいをもてる仕事がある組織は強い。お金だけでない、自分が満足を感じられるかどうか。


 アメリカの研究でも、20年前と現代の幸福度を比べたら変化ないそうです。物が豊かになっても欲は際限なく、精神的満足は得られない。
 以前TVで、宝くじが当たって億万長者になった20歳男性が孤独死をしたのを見た。お金ではない。

 人とのつながり、安心感、役立つ体験、楽しさ、嬉しさ、希望などが、生きるうえで煌ける条件。



J.P.Kotter(1996)『Leading Change 21世紀の経営リーダーシップ』Harvard Business School Press.P172(訳 金井 壽宏1999)

●組織構造
◆旧:
 ・官僚制的
 ・多階層
 ・上級経営職が管理するという期待に基づき組織化
 ・多数の複雑な社会の相互依存関係をつくり出す方針と手続きによって特徴付けられる

◇新:
 ・非官僚制的、より少数の規則と従業員
 ・より少数の階層に限定・経営層がリードし、下位の従業員が管理するという期待に基づき組織化
 ・顧客に役立つ社会の相互依存関係を最小限に抑えるような方針と手続きによって特徴付けられる

●システム
◆旧:
 ・少数の業績情報システムに依拠する
 ・業績データを経営幹部だけに届ける
 ・経営管理訓練や管理支援システムは、上位のひとたちだけに提供される

◇新:
 ・多数の業績情報システム(主に顧客のデータをもたらすシステム)に依拠する
 ・業績データを広範に届ける
 ・経営管理訓練や管理支援システムは、多数の人々に提供される

●組織文化
◆旧:
 ・内向き
 ・中央集権的
 ・遅い意思決定
 ・社内政治を伴う
 ・リスク回避的
◇新
 ・外向き
 ・下位をエンパワー
 ・迅速な意思決定
 ・オープンで率直
 ・リスクに寛容

2010年12月20日月曜日

情報集類・集約したものを文章形態に要約

◎キーワード:日立市の街作り、町作り、街づくり、町づくり、まちづくり

ひたちなかの茨城県デザインセンタ-で開催された、未来デザイン会議で出てきたものを土台に、作成してみました。

街づくり、地域づくり、県作り、しいては日本作りと言い換えてもいいかもしれません。逆に、モデルとして国際的規模へと発信出来るようになれば最高ですね。

可能的未来は、夢や希望ですよね。でも、夢や希望が大事なんです。

絶望や不安は時には大事ですが、新しいものを創造する上では多くの場合は邪魔になります。

もちろん危機感は、変革の上では重要です。

変革自体が「楽しさ」や「やりがい」を感じられるようであれば、危機感もそこまでは必要ないのではないかなと思います。




<成り行き的将来像> …何もしないで、最悪の結果

 少子高齢化による人口減少、無縁社会化が進み孤立人の増加、空洞化が進行し、希望がなくますます衰退(非活性化)していくが、現状で満足していくか絶望に包まれていく。

日立製作所の影響され続ける(依存)と新しい仕事が少なくなる。多様性もなく、持続出来ない。工業の時代の考え方が続き、ユニーク、個性、独自性のあるアイデアは否定され、新しいものが創造されない。
良い情報は見えず、広報も下手なため、鉱工業のイメージしかない。交流人口が減り、茨城の魅力がますます下がる。外国人労働者の割合が増える反面、国際交流の乏しさ。

 税収が下がり、今迄のサービス水準が下がる、もしくは整備されなくなる。下がったサービス水準に生活、暮らしを合わせる必要がある。

 郷土の良い所を知らず、体験しないために愛着がない人が多い。 インフラのみ整備され、山や海、川に対して関心なく、ほっておかれる。地域がどうなろうとも市民は愛着も関心もない。



<可能的将来像> …希望の種、こうなりたい未来

茨城県内各地でファシリテーターが生まれことにより、老若男女のコミュニケーションの場づくりと同時に、交流が活性化していき、智慧の交流も進む。その中で出た新しいアイデアが、どんどん実現していく。ローカルカフェが実現し、気軽に集え、目的をもった話し合いが進む。

まずは、県内の交流人口が増えていき、相互共栄の和が大きくなっていく。その動きの中で、新しい独自性のある起業が多くなる。新しいアイデアの実現により、仕事が創造されることで、生活基盤が確保され、安心して生活をしていく。
そして、各地のまちおこし活動が独自の進化を遂げていき、リーダー毎の繋がりが大きくなり、必要に応じてお互いに協力ができる有機的な体制が出来上がる(県内、県外と手をつなぎPR)。
逆にコンパクトシティ化してことで顔の見える、動きの取りやすい恊働体を形成している。

工業立国から、地域の自然(景観の保全)や資源(人を含む)を活かした文化立国(文化・アート・音楽・絵・農業・林業・福祉等)へと移行し、独自の産業がある街(ローカルスタンダード)になる。

また、グローバルにも対応した街づくり(外から人が来やすい)をすること、魅力伝わりやすくなり、若者や外国人に話題となる。地元の人たちが地元に愛着と自信を持てるようになる。
 交通(コミュニティバス)が気軽に利用できるようになることで、自然に優しく、車を持たない人にも優しい街となる

教育や生涯学習に力を入れ、知性と人間力が高い人々が多くなっていく。
文化教育(愛着、土着を生む、感性を育む)や英語教育を体験学習で参加できる取り組みを行い、茨城を盛り上げる。また、グローバル対応の子供づくりや産官学民が協力し、世界へ打ってでていく!!(世界のいばらきへ)

…スローガン:
・茨城県民300万人が総互活性化!
・茨城県民300万人ゴジャッペ英語マスター!。
・茨城県 総Gojyappeブランド化!←(Gojyappeブランドは、主要事業として、NPO法人en-joint lab(エンジョイントラボ)で進めていきます。現在企画進行中)LOVE茨城ブランドとして、茨城をみんなに好きになってもらえると良いですね。

2010年12月18日土曜日

日電舎の社長との飲み

◎キーワード:日立市の街作り、町作り、街づくり、町づくり、まちづくり





 先日は、日電舎の社長の弓野様と飲んできました!
http://www.nichidensha.co.jp/index.html

 社長は、とてもユニークで笑顔の素敵なエネルギッシュな紳士です。広く社会の流れを把握し、理性的に分析されております。

 価値創造企業になるために、オンリーワンを目指した製品開発をしています。

 将来的に、障害者施設に下請けとして価値の高い仕事を直接お願いしたい。とのことです。

 簡単で反復性のあるものは、安い労働力がある外国にいくというのは必然。

 同じ土俵だけではなく、真似しにくいオリジナルの土俵を探す方が大事ですね。


 実は先日、精神障害の体験されたメンバーさんを一人就職させていただきました。
 今は、いきいきと仕事をさせて頂いております。
 本当に心からありがたいお話です。

 今までも、ある社員の方で精神障害を体験された方には、なんと2年間来たり休んだりが多かったこともすべて、包み込み、今では日本で一つだけの製品を作ってもらっているとのこと。

 そんな暖かい、懐の大きい企業風土がある会社です。

 社長曰く「うちの会社は女性が強いんだわ~。」とのこと。自分もこれからの社会は女性が強くなることが必然だと思いますし、女性には社会を新しい方向へ進めていくための大いなる力があると思うのです。

 障害のある方が社会進出しやすくなるように、共に日立を変えましょう!

 と、思わず熱がこもった話し合いになりました。

 自分は来年度から月1回宮城から茨城へ呼んでくれる団体があるのですが、夜の飲み会は支援するからねwとのありがたいお言葉m(_ _)m

 日立の王将寿司で寿司やら、天ぷらやら色々ご馳走になり、二次会へ。
 いつものように飲みすぎまして、家に帰ったらバタンキュー…

 やらかしたの集合場所が、『餃子の王将』と勘違いしていたら、『王将寿司』で、時間に遅れてしまいました…。。。。
 社長は、怒りもせず、笑顔で二次会のネタにしておりましたw

2010年12月12日日曜日

環境都市を目指しませんか?

 ビトリア・ガスティスという都市の名前を聞いたことがありますか?

 あまり多くはないと思います。

 ではナントは?

 こちらは少しは聞いたことがある人がいると思います。

 ビトリア・ガスティスはスペインの、ナントはフランスの地方都市ですが、共通点は欧州環境都市に選ばれたということです。

 ビトリア・ガスティスはバスク自治州の州都で人口24万人、ナントはフランス6番目の都市で人口28万5千人(フランスは都市にあまり人口が集中していないようです。)です。

 この両市は、①世界的な気候変動対策への地域貢献、②地域交通、③都市エリアの緑化、④持続可能な土地利用、⑤自然環境および生物多様性保護、⑥地域全体の大気の質、⑦騒音対策、⑧水の生産と管理、⑨水の消費、⑩汚水処理、⑪地方自治体の環境管理などの選考基準で欧州環境都市に選ばれたそうです。

 日立市は人口20万人弱、似たような規模だと思います。あるべき姿として日本版の環境都市に選ばれるような街を目指すというのはどうでしょうか?

 自然環境はかなり良いものを持っていますし、水に関しても良い方だと思います。

 最大の弱点は、②地域交通かも知れません。昔の日立の繁栄というのはいわば鉱業バブル、そして工業バブルだったのです。バブルを追い求めてもまたはじけるだけです。
 いまでも、かなりの工業(および技術)が集積しています。もちろん新規に来られるのは歓迎ですが、いまの鉱工業をベースに、農林水産業を再活性化し、環境都市をキーにした商業・サービス業を発展させながら新しい環境都市としてのあり方を求める方が良いような気がします。

 もちろん環境都市というのが骨格で、福祉が肉、スポーツ・文化が血となります。

 中心市街地は都市公園のようにして、公園の中にスポーツや文化施設、福祉施設があり、そこにおしゃれな店があるというような街をめざしてはどうでしょうか?

 それを海と山の自然がサンドイッチのように包み込む街はどうでしょう。

 とても素敵だとは思いませんか?

 ところでビトリア・ガスティスを調べてみたらその地域の精神保健医療について「アラバ郡域の精神保健医療ネットワークは、アラバ精神科病院の他に、2 カ所の総合病院が精神科救急と児童思春期精神科の入院治療を担い、相談・外来治療を担当する5 カ所の地域精神衛生センターと、青少年、アルコール依存症・ギャンブル依存症、薬物依存それぞれの専門精神衛生センターが設置されている。

 さらに中間施設として精神科デイケア、アルコールデイケア、地域リハビリテーションサービス、中期入院治療センターが別に設置され、これらがバスク州アラバ郡域人口28 万人をカバーしている」との記述を見つけました。

 日立を中心とする県北の現状と比べるとかなり恵まれていることがわかります。

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2010年12月6日月曜日

模倣からのオリジナル~機械論から生命論へのパラダイムシフト

 未来を創造するうえで、他の現状を知る必要はあります。
 
 現状把握にしても、百年塾の内部の現状、日立地区の他の団体の現状、茨城県内の現状、他の県の取り組み、日本の社会情勢、または世界の動きがあります

 もちろん、詳細に調べるのは時間がかかり、実践的ではないと思います。

 しかし、自分たちの創造する未来は、実はもうすでに他の場所では現実になっている、もしくは実践され始めている、頭の中にはある、と思います。
 逆に、事業を行うときに躓く原因は、ほとんど同じでしょう。

 成功事例や失敗事例などを検討しあい、自分たちで参考にできるプロセスやルールなどがあれば参考にするのが良いでしょう。
 このように、勉強会形式の開催も並行してあると良いかもしれません。

 ところで失敗の原因は、複雑なものがどう組織化されるかという法則から言えば、

 ①ネットワークのクローズ性、②ポジティブフィードバックのなさ、③線形・効率の優先、だと思います。

 その対策として、少し考えてみました。

 ①様々な取り組みは良いと思います。複雑な中にもネットワークごとに繋がることや、志を同じにして手を結ぶこと、情報がオープンに流れること、などが出来れば、可能性は格段に増えると思います。

 ②外部と接触し、ポジティブフィードバックがあることは一番の栄養(自信)になるとおもいます。それ以外にも、自分の成し遂げたいこと(目標、志、使命)が出来たことはとてつもないポジティブフィードバックだと思います。
 協働を行う上では、お互いの出来ること、出来ないことを互いに理解しておくと促進されやすいかもしません。一方的なお願いは、ネガティブに働きます。
 その他にも、賞状などで表彰、お金、etcあるかと思います。

 ③会議の方向性は決まっていても、創造的な話し合いが必要だと思います。そのためには、ただ時間を短縮するという効率だけを目的とした会議はなくした方がいいです。
 一人ひとりの意見から新しい方向を創造する非線形(場の思考プロセスやルールの共通認識を持った上での、ある程度の非効率)の話し合いが必要だと思います。
 話し合いには多様性も必要ですし、話し合える土壌は回数をこなすうちに次第にできていくはずです(現に今もそう感じています)。

 ただし、知っている言葉を並べただけの生きていない言葉だけで話し合のでは、得られるものは少ないと思います。自分の頭を使って、あれやこれや考えることが必要でしょう。答えは教えられるのではなく、みんなで創発していくものでしょう。

> やればやるほど力が分散しているのが現状

 これはまさに、マネジメントで言う、「選択と集中」です。
 選択せず、ただ活動を広げることで優秀な人材が拡散し、結果たいしたものが出来ない。
 会社で言えば、勝負となる事業(花形事業、未来の価値への事業)に集中的にお金や人材を投資し、技術の開発へとつなげていく。

 ちなみに、現在の私たちの頭の中は、分割して組み立てるという機械論的パラダイムがまだ主流かもしれません。しかし、複雑系では分割することで、生命がなくなるということが言われています。

 乱暴な例えですが、ねずみを解剖し、全体を結び付けたとしても、生命はない。

 機械論の限界を知り、生命論的パラダイムへと変わっていく必要があるそうです(機械論ももちろん必要でしょうし、バランスが必要なのだとは思います)。機械論のように、部分に分け総和を見るのではなく、生命論のように、全体の調和が図られる場合には総和以上の何かが得られるものです。

 有機的に、人間的に繋がりあうことで、場の持つ生命力が出てくるのだと思います。一人ひとりが楽しく生き生きと活動する、もしくは自由な意見が交わされていくことで、会社があたかも生きているように創造的に変わるのかもしれません。

 この有機的につながりあうということは、和ということかもしれません。

 人間の身体や、生命、精神は、ほんとうに微妙なバランスの上にあります。時にぶつかり合いつつも、根っこではお互いが調和を図っていることで成り立つものと考えました。

 生命論的パラダイムをマネジメントの別の言葉で言うと、全体論的なマネジメント、複雑系マネジメント、和の経営。

 ただし、そこには単純な法則だけがあり、自由に動ける下地がある必要があります。

 この単純な法則は、企業で言えば、理念から導き出される行動指針となるものでしょう。

 外国のコンピューターの実験で、鳥たちの飛行プログラム(birdoid)があります。一匹一匹に複雑な指令を出すのではなく、単純な法則、①周りと一定の距離をとる、②障害物をよける、近くの鳥と同じ速度で飛ぶ、

 という単純な指令で、あたかも全体が連動しているような動きを見せるそうでう。

参考にしてください↓http://pegasus.blogzine.jp/learning/2004/08/post_14.html

 行動指針もないと一人ひとりの拡散は強まり、ぶつかり、組織化されない。
 逆に理念を基にした、行動指針という単純なルールがあることで、あたかも一人一人が全体に影響を与え、一人ひとりが連動しているような組織になるのでしょう。 

 みなさまは、現状どう感じますか?

 自分の感触では未来デザインでは、もちろん改善点もあるとは感じています。

 しかし、上記の組織化や複雑系の大体の要素がかなり実行しやすく、取り入れられていると思います。また、融通性もあり、臨機応変に変えていけるような合意形成も取れるという利点もあります。



 長文失礼しました。。

 長々と書きましたが、とにもかくにも三人寄れば文殊の知恵という意識で話し合って、

 自分は知識を生かすために、実践し、知恵を醸造していきたいです。

2010年11月23日火曜日

未来デザイン会議に参加して

20日、茨城県のデザインセンターに初めて行き、そこで行われた未来デザイン会議に出席し、若手と古手?が集まり、楽しい議論の時間を過ごしてきました。未来デザイン会議と言っても、せまい意味のデザインの話だけではなく、世の中のしくみのデザインまで幅広く考えようというもので、茨城の未来(日立を中心とした県北の未来)について語り合った。日立を中心としたのは、たまたま参加者に日立の人が多かったからで他意はない。
A4で1枚の「私とデザイン」という自己紹介のあと、さっそく現状把握、そしてこのまま放置した「成り行き」の未来と、「可能的」将来像について語り合う。普通ならそれから課題を抽出するのだが、この会議ではこの、「可能的」将来像をいわば「ゆるやかな理念」として考える。その「理念」を実現するために・・・・というように進むのであるが、時間が無く、「可能的」将来像と「茨城のために私にできること」あたりで終わってしまった。
面白いのは3つのチームに分かれ、メンバーを変えながら議論することで違う視点があることにも気がつくようなやり方をすること。、「期待すべき」未来も、チームごとの発表で集約はされていないが、発表時点でのわたしのチームは①オープンコミュニケーションの街つくりと②地域資源を活用した新産業の創造をあげた。私の中では、オープンコミュニケーションの街つくりは、ひとつにはこれからの高齢者社会の活性化とにぎわいある街つくりを意識したものである(ひたちなかで日製病院を中心とした高齢者が安心して住める街つくりがスタートするそうだ)し、地域資源の活用と唱えたのは、外からの企業導入ではその企業の景気に左右されとにぎわいある街つくりに結びつきにくいからで、農業、林業、水産業に衣、食、住が結びついたようなもののようなイメージである。
次の会議日程も1月に決まったようであるが、議論は楽しいし、街はともかく、頭は活性化するが、中高年はせっかちであり、自分が元気なうちに街を元気にしたいとの思いがあり、この後、どのように議論が展開し、行動に結びつくのか、つかないのか?気がかりである。
ところで百年塾でとりあげているテーマのいくつかは実際に動いているテーマもある。例えばジオパークについてはすでに今年の2月に茨城県北ジオパーク構想推進協議会が設立され、インタープリター養成講座が開かれ34人が受講しているとのこと。夢を語るのは楽しいが、現実は動き始めている。百年塾としてテーマを進める意義はどこにあるのか?良く考えて進める必要があるようだ。私の緑のカーテンも草分けはこちらであるが、茨城県が今年から乗り出してきて大々的に取り組んで来たので、まさにその陰に消えそうである。消えないために、育苗のボランティアとカーテン作りを結びつけるネットワーク作り構想を進めている。小が一歩先を行けば消えることはなく、その切磋琢磨が運動を活性化するが、大の後からついていくだけでは運動の活性化は望めないと思う。

2010年11月12日金曜日

観光について思うこと

キーワード:日立市の街作り、町作り、街づくり、町づくり、まちづくり

 先日、笠間に行ってきた。日立の花屋さんが笠間のクラインガルテンの近くでやっている庭(ビーブルーグレイ)を見に行ったのであるがその前に「フラワーヒル花ぞの」という英国風庭園を見にいった。
 秋ということもあり花は春に比べると少なく、愛宕山が見え、庭をみおろすテラスでランチを食べた。ランチは英国のB&Bの朝食よりも軽めで物足りなかったのでケーキを頼んだ。
 そうすると栗タルトが出てきた。これがなかなかおいしかったので、店内に置いてあるリーフレットの栗という字が目に入り見てみると「笠間てくてく栗図鑑」とあった。
 笠間のたくさんのお店が名産の栗を使った料理やスイーツを提供していて、見るからに行きたくなる、食べたくなるものだった。
 帰ってから観光協会のWEBを見たら「笠間発見伝」の文字が飛び込んできた。
 笠間駅などからタクシーを使った定額制の観光ルートで、すべて体験型のものである。
 陶芸をしたり、ハイキングをしたり、おいしいものを食べたりというルートがいくつもあってほぼ通年利用でき、リーズナブルな価格である。
 これを使わない人も観光する時のモデルコースとして利用できる。

 栗も発見伝も横のネットワークがなければできないものである。
 日立でも、日立地域ブランドができたが、共通性や統一性は少ない。
 市や観光協会の観光スポットも単発である。
 高萩でも地域ブランドができたが、キャラクターのはぎまろとか高萩特産の大豆からの横展開などを一生懸命はかっている。
 それでは日立は何もない、元気のない町か?今までそう思っていたが、最近、街づくり、街おこしに興味がわき、いろいろ意識するようになった。
 そうすると必ずしもそうでもないということが分かってきた。
 イベントもけっこうやっているし、日立地域ブランドだけでなく、さまざまな取組もやっているということが分かってきた。
 日立だけでなく、まわりの常陸太田や高萩、大子なども一生懸命やっている。
 常陸六国さんのWEBやブログhttp://hitachirokkoku.com/を見ると、そうであることが良くわかる。

 大子町の総合計画では人口の減少に対して、常住人口減対策のほかに交流人口の増加を掲げている。
 観光客なども100万人いれば1日平均3000人なので、3000人は人口と同じ活力をもたらすという考えで交流人口を増やそうとしている。
 新観瀑台もうまくいっている。
 日立市にはそういう考えはないようです。
 それだけの観光資源がないという自覚によるものか、田舎ではなく都市だというプライドによるものか、何かはわかりませんが。
 いずれにしても、最近は笠間や常陸太田、大子は行くと面白い。

 日立は面白くないと思っていたが、実は面白いところに行っていなかっただけなのかも知れない。
 例えば私はお酒も好きだが実は甘いものも好きなので、あちこちでケーキを食べるが、ひょっとすると日立はスイーツのお店が多いのかも知れない。
 洋菓子も和菓子もけっこうな数のお店がある。
 歴史のあるお菓子はないかも知れないが、東京では新しいお店に行列ができている。
 常陸太田はそばの店を売り出している。
 日立はそれをネットワーク化する力が足りないのかも知れない。
 そして情報がどこかで寸断されている。明日から産業祭である。
 かなりの人出が予想される一方、駐車場がないとか、公共交通手段がないとかで行かないという人も多い。
 そこそこの賑わいがあれば、駐車場もないのであまりたくさん来られては困ると考えているのではないかと思うような宣伝(少ない)である。
 銀座通りのナイトバザールも市外の出店者を締め出してから人気がなくなったという話も聞いたことがある。

 聞いた話も多く、真実かどうか確かめる術もないが、活性化を阻害する要素がいくつかあるように思うし、それを取り除こうと活動しているところが(行政も含め)残念ながら見当たらない。

2010年11月2日火曜日

Will(意思)の力、Skill(技術)の力

 昔々、人は空を飛ぶことを夢見てきた。

 その夢を実現するために、気の遠くなるような(きっと楽しかったでしょうが)様々な試行錯誤を繰り返してきた。

 空を飛ぶことを馬鹿にする人も数多く居たでしょう。

 今では、旅行に飛行機を使うのは普通のこと。


 その昔、人は文通をして連絡を取り合っていた。

 日本では飛脚が頑張っていたんでしょう。

 人が遠いところでのやり取りが出来るようになることを夢見ていた。

 科学は進歩して、今では携帯だけではなく、ITを通じて世界を超えた交流が可能となった。


 Skillは後からついてくるもの。

 確固たるWill(意思:信念、理念)によって、試行錯誤を繰り返すことによって初めてSkillがつきます。

 これと同じように、この街を『こうしたい!!(Will)』という気持ちがあって、始めてその街はその方向へと動いていく。

 Willを明確にすること。

 目指すべき方向はどこ?一人の頭の中でしょうか?

 自分は、集合的無意識を意識へと変換していく作業が必要なのかと思います。

 お互いの意見を語り合い、お互いの交流の中から新しい発見をしていく。

 集合的意識への変換かもしれません。

 みんなが意識するようになれば、間違いなく変わります。

 今は集合的無関心かもしれませんが。

 最初は小さい動きから、大きい動きへ。

 意識を高める人がコミュニケーションを取り、ファシリテートし、新しい価値のコミュニティを創造していく。

 そんな街づくりが出来たら最高ですね。

2010年10月26日火曜日

観光についての雑感

◎キーワード:日立市の街作り、町作り、街づくり、町づくり、まちづくり

藤原です。


 きっと観光は、人を惹きつけられる『情報』をいかに作れるか。そして、情報をいかに魅力的に発信できるか。かと思います。

 情報を魅力的にするには、ハイコンセプトがきっと大事になるでしょう!

 もちろん、来てがっかり。。なんてことの無いように、中身が練られていることは必要不可欠でしょうがw

 もうすでに、出ておりますが、独創的、かつ、ネーミングも中身と調和のとれたもの、中身がネーミングに負けていないものを再発見することだと思います。

 
中谷巌(三和総合研究所理事長)さんとの対談からの引用(出井信之(2000年)『混迷の時代に ネットワーク社会の遠心力・求心力』WAC)。

>『結局のところ、人間というのはモノそのものを求めるのではなく、自分にとって心地のよい楽しい生活を望んでいるわけです。ですから、企業は顧客がどういうライフスタイルを望んでいるかを考え、それに当てはまるサービスを提供するということを基本にしなければなりません。そうすることが一番付加価値が高いからです。モノづくりモノづくりと言いすぎると、ライフスタイルを売るサービスはつくれません。いかにサービス化するか、そしてその結果としてモノも売れていく形を作らなければなりません。』


 日立をどういうサービスを提供する街にするか。と言い換えても良いかもしれません。

 ただ、物を売る。という時代は終わった。ライフスタイルを売る。どういう生活を実現したいかのお手伝いをする。ということでしょうか。

 ただ、そのサービスは、独りよがりではいけませんし、顧客にあったものを提供するなら、時代のニーズ(顧客のニーズ)を把握していなかないと満足には程遠いサービスになると思いま
す。

 時代を敏感にキャッチする感度や、練られた個性作りが、街づくりには求められているんだと。


 また、以前、東京のイベンターの方とお話をした時に、「他から来た人が、自分がこういう者です。と気軽に言える場所であるなら、人はどこからでも来やすい。外国からだって来ます
よ。」
 とお話されていました。

 イベントを行うにしても、顔と顔が見えやすいならきっと成功しやすいでしょうね。

 ちなみに、東京からきたその方は、上諏訪山荘のロケーションが最高だと仰ってました。

2010年10月21日木曜日

KT

一つの手法です。

1 状況分析(SA) Situation Appraisal
 ・何が問題か(状況ステートメント)
 ・その問題はどうなっているか(関心事と分離)・・・事実のみ
 ・その問題を解決するには具体的に何をするか(ステートメント化)
 ・何から手をつけるか
2 問題分析(PA) Problem Analysis 
 ・何がどうまずいか(問題ステートメント)
 ・何がおきて何がおきていないのか(IS/IS NOT)
 ・何が違うか(区別点、変化点)
 ・考えられる原因は何か
3 決定分析(DA) Decision Analysis
 ・何のために何を決めるか(決定ステートメント)
 ・具体的な狙いは何か(目標)
 ・考えられる案は(MUSTとWANTを切り分け)
 ・それを行うとどんなまずいことがあるか
4 潜在的問題分析(PPA) Potential Problem Analysis
 ・いつまでに何をしたいのか(実行ステートメント)
 ・考えられるリスクは
 ・リスクを起きないようにするにはどうするか
 ・リスクが起こったときはどうするか




1 状況分析[SA]の手順
≪テーマから具体的な課題を作り出す =手持ちの情報は何か。それからどうするのか。≫
①テーマの設定:
 ・どのような立場で、何のために課題を掌握したいか明示する。
  ※立場によって関心事は変わってきますので、どのような立場で考えるのか明示してください。
②関心事の列挙:
 ・目的に対して、現在自分がどんなことを気にしているか、考えているか明示する。
  ※いくつかの事実と意見は分け、意見はステートメントへ。
③意味の明確化:
 ・抽象的であったり、主語や述語が抜けたりしていて、意味・意図がとりにくいものを、
 ・最低限何が言いたいのか、読んでわかるように記述し直す。
④分離:
 ・重要な関心事について、具体的に事実を分離して捕らえる。不明なことを確認する。
⑤課題の設定(ステートメント化):
 ・確認した事実に基づき、どのような行動を起こすのかはっきり記述する。   
  ~の原因究明をしたい   → PA(問題分析)のステートメント    
  ~の対策案を決定したい  → DA(決定分析)のステートメント    
  ~将来のリスク対策をしたい→ PPA(潜在的問題分析)のステートメント    
  これ以上分析する必要が無く、実施すれば良い関心事 → ○○の実施    
  まだ関心事の明確化、分離が不十分なとき → 再SA  ※糸口が見つからないとき   
⑥優先順位の決定:
 ・尺度:  ※各3段階評価で総合評価   
    重大性(S) 緊急性(U) 拡大傾向(G)    


2 問題分析[PA]の手順
▼トラブルとは -理想と現実の差異と捕らえます
①差異の明確化(差異ステートメント):
 ・何のために何の原因を追及したいかを明らかにする。
 ・基準に対してどんな結果現象としての差異があるのか明示する。(SHOULDに対するACTUALの差)
 (~になっているべきなのに~になっている)
②情報の細分化:
 ・何が、いつ、どこで、どのくらい起きているか。(3W1E)
 ・それが起きていることと起きていないことの確認。(IS / IS NOT)
③区別点:
 ・IS NOT(そうでない事)と比較しIS(その事)にのみ固有な点を見つける。
④変化:
 ・区別点、またはそれに関連した変化(事象、日時)を捕らえる。
⑤原因想定:
 ・区別点と変化に注目し、知識と経験を使って想定する。
⑥テスト:
 ・個々の想定原因に対して(3W1E,IS/IS NOTが説明できるか)評価し、最も可能性の高い原因に絞り込む。(裏付けをしていく順番決め)
⑦裏付け:
 ・最も可能性の高い原因(MPC:Most Probable Cause)が真の原因か確認する実証行動。
 (あいまいだったり欠けている情報を事実ベースで取り直し因果関係を再確認)
補足:「今もだめだけど昔からだめだった」と言うケース
▽変化点は無いので区別点のみで想定、評価


3 決定分析[DA]の手順

①決定事項の明確化(決定ステートメント):
 ・何のために案を選ぼうとしているのか明示する。
②目標の設定:
 ・目標をどのようなレベルで達成しようとしているか具体的な達成基準を設定する。
 ・また、資源の制約がないか確認する。
 ・絶対目標(MUST)と希望(WANT)を決定ステートメントと比較し切り分ける。数値になるものは数値目標で。
③案の作成(複数案):
④案の評価:
 ・MUST、WANTで仮の比較・評価。(MUSTは絶対評価、WANTは相対的評価で1~10に重みづけ)
 ・マイナス影響の予測(おきる可能性と起きたときの重大性)
  (対比案があるときには目標に合わせて比較すれば良いが、1案の場合には、目標の基準に到達しているか否かを判断)


4 潜在的問題分析[PPA]の手順

①実施事項の明確化(実行計画ステートメント):
 ・何をどの期間にどうしようとしているか。何の為にPPAを行おうとしているか一文で記述。
②実施計画の作成:
 ・タイムスケジュール。(ステップとタイミング)
③重大領域(イベント)の確認:
 ・期間的に困難、未経験の作業、複数組織が絡みあうところに注意。
 ・期間中に起こりうる外部環境変化と、起こったときに影響受ける領域にも注意。
④実行計画を破壊する可能性のある原因想定:
 P:確立、S:重大性・・・実施ステートメントを破壊するかどうかを10~1で評価。
⑥予防対策(Pを小さくする):
 ・起こらないようにするにはどうするか。
⑦緊急時用対策(Sを小さくする):
 ・起こったときにはどうするか。
⑧緊急時の対応のトリガ情報の設定:
⑨進度報告の設定(いつ、誰から誰に報告するか)

2010年10月20日水曜日

日立学 降りてゆく生き方 実行委員会

ワークショップの進め方が決まりました!

13:00~13:30 自己紹介ゲーム 未来デザイン説明(10分)
14:00~15:00 未来デザイン1 「理念設定」:3~5個程度の理念に要約 ファシリテーショングラフィック・発表 ~したい。~ありたい。
15:00~16:00 未来デザイン2 「現状把握」 ファシリテーショングラフィック・発表 ~だ。~している。
アイスブレイク(15分)
16:15~16:45 未来デザイン3 「未来予測」 ファシリテーショングラフィック・発表
16:45~17:45 未来デザイン4 「要所解明」 ファシリテーショングラフィック・発表 修了挨拶, 懇親会

坂本さん、講師の清水さんとの調整ありがとうございました。





簡単な解説)
・ポイントは,「現状把握」ではなく,「理念」から議論に入っていく点
 →現状に固執すると,考えが委縮してしまう。 明るい未来を夢見てから,実現に向けた方策を考えていく

・「要所」が分かれ道。

・本来は,実現に向けて 5「方針」→6「方策」→7「計画」というステップを踏む

・問題解決と意思決定の思考プロセス


※今回は時間の都合上、
 『方法立案』:ビジョンを実現するための大局的な方向性(方針)と具体策(方策)を考える局面、
 『計画編成』:全局で考えた方法をスケジュール化したり、予算組みや組織づくりをする局面へ、

をはずしたステップとなっております。

 今後、会議の中でも全体を通じたワークショップを日立市で行っていきます。


 見える敵:戦略→戦術 見えない敵:作戦→戦闘

○KT法
 1 状況把握(SA:Situation Appraisal)
 2 問題分析(PA:Problem Analysis)
 3 決定分析(DA:Decision Analysis)
 4 潜在的問題分析(PPA:Potential Problem Analysis)

2010年10月12日火曜日

百年塾フェスタエコチームの感想





























10月3日(日)に新都市広場などで行われた百年塾フェスタに産業部会エコチームとして出展した。
当日は天気が心配されたが、何とか好天に恵まれ多くの家族連れなどがブースを訪れた。
今回のブースではエコチームのグリーンカーテンの展示、この街を語るという企画、地球温暖化防止クイズなどを行った。

グリーンカーテンの展示は「つながる広がるこの街のカーテン」と題し日立化成グループ、(株)日立情報制御ソリューションズ、 塙山学区コミュニティーの活動の様子を展示した。

展示のほかに子ども達に地球温暖化防止のクイズを答えてもらい、お菓子や文房具(あめ1個とか鉛筆、消し>> ゴムなど)とゴーヤの種、エコカップを賞品として渡した。 クイズの方は約90人の子どもが参加、そのほかグリーンカーテンの展示に興味をしめし説明を聞いてくれた方、約30人にゴーヤの種とエコカップをさしあげ、合計120袋を配布した。入場者としては200人強というところでした。塙山団地の方や久慈小学校の先生もお見えになり、いろいろ話をされて帰りました。(種からの育成は失敗した方が多い)この街を語るという企画では、日立エンジニアリング・アンド・サービスや茨キリなどの若者約10名くらいが参加してくれ、参加したシニアの方たちと2回に分けて有意義な意見交換をすることができました。

初参加の感想は①テントの配置が当日突然変わった(当初端の予定だった)ためポスターを貼る場所が足りなくなった。端でなければ少し狭かったので最初からテント2つにすれば良かった。 ②この街を語るという取組みは非常に面白い。恐らく語りたい若者やシニアはもっといると思う。継続的に語れる場を設けるようにしてはどうか? ③グリーンカーテンの活動は定着しつつある感を強くした。一方で種から育てるのは少し難しいので、種から育てるのが得意な苗を育てるボランティアと苗からカーテンを作る人を結びつけるネットワークを作れればさらに活動を広げられると思う。 ④環境のクイズはもう少し設問数を減らした方が子どもたちがこたえやすいと思う。低学年には設問が多すぎる。 ⑤日立市のHPに載ったのが遅い(何時も市のHPは遅い)参加者はほとんど百年塾の関係者と口コミだけだと思うが、ほとんどが参加型、体験型のブースであり、子ども達にとっては楽しかったと思う。参加者をもっと増やす工夫が必要。










産学連携交流会を聞いて

10月1日(金)に日立地区産業支援センターで開催された第19回スーパーヒッツクラブの産学連携交流会を聞きに行った。2つの講演があり1つは郷土ひたち・ネットの掛札さんの「誇るべき日立の先人の偉業『ひたち村物語』」、もう1つはヨークカルチャーセンターの「長寿社会におけるカルチャーセンターの役割」であった。
前者は市民が先人の偉業という「地域資源」をよく知らないから郷土に愛着を持てない、関心がないのだということで先人の偉業を知らせる小冊子『ひたち村物語』を作成しPRしているというような内容であった。先人の偉業を否定するつもりはないし、それがあまり知られていないということもあるかも知れない。(小学校では郷土のことを学ぶし、日立グループでも教育されているので少しは知られているはずであるが)しかし、街に元気がないこととそのことが容易に結びつくとは思えない。また、別な原因があるように思う。そこを聞きたかったが、その辺の話は無かった。
後者は永続きしていると思う。百年塾にも市民教授という制度があるが、なかなか結びつきがなく、お教室の宣伝になっているという見方もある。中里のボランティアも希望者は市に登録し、農家はJAに登録し、市とJAが調整するという。個人情報とかいろいろあるのだろうが面倒である。この辺に有料のそれも決して安くはないカルチャーセンターが成り立っている理由がありそうだ。利用者のニーズに合う教室をいつも開発しているのだ。
このニーズに合うものを開発するという考えは街づくりにも必要かも知れない。

2010年10月7日木曜日

12月11、12日 第4回 日立学の紹介①





 どうも、藤原です。

 ひたち エコチームも数人実行委員になっている12月11日、12日の日立学のご紹介を致します。

 実行委員会では、毎月1~2回幅広い層が集まり、日立に対する思いを語っております。将来は交流拠点を作り、創業支援や同じ志を持つ人々の集まりであるコミュニティーを想像し、意思を実現できる仕組みづくりをしたいと考えております。

 開催場所は茨城キリスト教大学です。担当しているのは、茨城新聞にも『アジア大回廊計画』を企画している岩間先生です。今後の日立、いや日本を!むしろ、アジアを背負って立つお方と個人的には考えております!

 内容は、一日目『降りてゆく生き方(映画上映)』+ 二日目 ワークショップを行います。

 また、内容は変更する場合がございますので、ご了承ください。


【ひたち学の主旨】
 日立市を中心とした茨城県北部地域は,人口の少子高齢化や地方経済の停滞のなかで,深刻な社会・経済環境下に置かれている。国立社会保障・人口問題研究所は,このまま人口流出と高齢化が続けば,日立市の総人口は2035年には14万にまで減少し,65歳以上高齢化率は37.5%に達するとの試算を発表している。地域活性化の取り組みは喫緊の課題である。地域の活性化を考えるとき,日立市の現状を正確に把握するとともに,歴史や文化,日立を寒村から日本屈指の工業都市へと成長させた住民の力といった地域の魅力を皆で再認識することが重要である。ひたち学とは,地域の方々とともに様々な学問分野から郷土日立を見直し,新しい日立のあり方を展望することを目的とする取り組みである。

【第4回ひたち学シンポジウム】
 テーマ:地域の活性化に尽力する個々の活動を結び付ける,地域協働の交流拠点づくり。 日立では,現役を引退した方々による各種NPO法人や青年会議所,各地の地域コミュニティ,サーフィンや音楽,ダンスなどの地域サークルなどが,魅力ある郷土を夢見て多種多様な活動を展開している。なかでも,20~40代を中心とした若手の活躍が目立つ。たとえば,本年7月に日立青年会議所主催で開催された「ひたちサンドアートフェスティバルin 河原子」の成功は,日立を担う若手のパワーと可能性を十分感じさせるものであった。また,地元に残り斬新なアイディアを用いて起業する若手達の活躍も,特筆に値する。しかし,現段階では横の連携がないため,それぞれの取り組みは小規模で単発的なものにとどまっている。地域で活躍する人々の思いを積み上げ,さらには地域活性化の明確なビジョンを打ち立てていくためにも,まずは上記の組織同士の交流拠点・機会の整備が必要である。 こうしたなか,横の連携作りの機運が全国で広がっている。特筆すべき取り組みとして,「降りていく生き方プロジェクト」が挙げられる。「降りていく」とはマイナスイメージの強い言葉であるが,急速な経済成長や人口増加,市街地の拡大など,右肩上がり時代を終えたこれからの日本での,新しい価値観を見出していこうという意味で用いられている。同プロジェクトの主旨は,不安・孤独・希望喪失といった暗い雰囲気が広がる今日の日本のなかで,明るく住みよい街や社会を夢見て個々に頑張る人々を「夢縁」という言葉を用いながら結びつけ,街づくりの大きな流れを築いていこうという点にある。具体的には,この主旨に賛同した全国各地の人々が,上述の目的で作成された映画「降りていく生き方」をそれぞれの地域で上演し,その後に街づくりのワークショップを開催するという流れである。このプロジェクトは,地域活性化に従事する若手層を中心に注目を集めている。 ひたち学と「降りていく生き方プロジェクト」は別個のものである。しかし,地域協働の拠点づくりを進めていく上で,同プロジェクトは大きなきっかけになるものと考える。そこで,第4回「ひたち学への招待」では,映画「降りていく生き方」の上演と,若手を主体としたワークショップを実施する。ワークショップでは,次世代を支える若手達が各々の取り組みや想いを発表するとともに,横の連携強化と交流拠点づくりに向けた話し合いを行う。シンポジウムの実施後は,地域協働の拠点づくりを本格的に進めていきたい。 これまでのひたち学は,年長者が主体であった。そこで,今回のシンポジウムでは「地域で頑張る若手」に着目する。現在,日立では若者が働く職場が減少し,若年層の流出が顕在化している。こうしたなか,地域で活躍する若手の姿は,日立の街を元気づけるだけでなく,これから社会に出ようとする学生たちにとっても大きな励みとなる。経営学部を新たに立ち上げる茨城キリスト教大学にとっても,地元で頑張ろうとする若者の支援は,地域から求められた使命であると考える。

2010年9月29日水曜日

降りてゆく生き方 実行委員会 第十回ミーティング

2010年9月21日に、茨城キリスト教大学にて、5時から会議がありました。
参加は、石井、石塚、岩間、立花、藤原、八代、吉原でした。

●日立市の資源は多いが、見える化がされていない。
 デザインがヘタ。イメージはかっこ悪い。市役所のホームページもかっこ悪い。観光振興もヘタ。
 
・なぜなら⇒
 日立市の企業に頼りきった街。考える力が弱っているのかも。企業があれば人が来た。お金が回った時代が長かった。全部日立製作所が行ってくれた。

・日立市の資源
 森林はとても残されているし、海岸もイベントが行われるようになってきている。県外のアーティストで、日立の上諏訪山荘のロケーションは最高だとお話されていた。

●郷土を知らない人が多い。県外から親が来ると子に伝えられない。地域の伝統や知恵などの継承がされにくい。

・日立市の語られる歴史の大部分は、日立鉱山の歴史と日立製作所からで、それ以前の歴史はあまり知られていない。見えない。地域活性にも、ストーリー性が大事だが、薄い。

・日立市の現状を知る取組みが一番大事であるとの結論。もっと知られていない素晴らしいところが数多くある。

2010年9月13日月曜日

9月8日の百年塾エコチームの会議内容



■エコチーム(第22回)ワークショップ記録(文責石塚)
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2010/9/8(水)1730~2000 教育プラザ(日立市民会館前)百年塾サロン
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出席者5人(若手推進委員1、シニア3内初参加1、若手チームメンバー1)
テーマは、10/3(日)百年塾主催「百年塾フェスタ2010」の詳細決定

■「この街にひろがる緑のカーテン」をテーマに、グリーンプロジェクトチーム責任者(西内博)日立化成テクノサービス桜川事業所長も交え、詳細を決定しました。
 CO2ボールのゲームとクイズでテントの半分に呼び込んだ子供たちのまわりに、ゴーヤのカーテン効果(省エネ・地産地消)・地域展開(学校・塙山地区60世帯)の写真を展示します。クイズは展示から容易に分かるよう工夫し若手メンバーが作成中です。
 賞品は、ゴーヤのタネと土になるエコカップ100組、子供向け賞品150人分です。
 作業はエコチームとグリーンプロジェクトチーム協働で行います。HES(日立エンジニアリングサービス)の若手が協力してくれます。

■「この街を語ろう」をテーマにワークショップをテントの残り半分で行います。
 午前・午後、各1.5時間の枠を使い、世代を超えた小グループによる交流の場にします。「現状を知る」という切り口で、例えば「日立の海岸」を取り上げるのも有力案です。
 日立の海岸では、サーフィン・サンドアート・レゲエー音楽・バードゴルフなどが楽しめます。
 「日立の山」「日立の川」「日立の森」「日立の休耕地」など、さがすと驚くほど宝物が発掘されるのではないでしょうか?発掘の阻害要因を掘り下げてもよいと思います。「降りてゆく生き方」DVDも材料のひとつ。進行役(ファシリテイター)は若者が担当します。

■エコチームのブログ
 エコチームの活動を百年塾産業部会のホームページにリンクさせるべく、ブログ「ひたち チーム・エコ」http://h-eco-team.blogspot.com/が始動しました。今後、「脱無縁社会」「林業再生」などをテーマに加えます。活動は、毎月ワークショップ、年数回のイベント、やがて創業につながるような仕組みの提供を目指していきます。
 問題が発生して当たり前、問題の無いことが問題だという前向きな取り組みです。「無縁社会」や「林業崩壊」にエコチームが取り組むのも、メンバーの共感から始まっています。

■「第4回ひたち学への招待」
 茨キリ主催「第4回ひたち学への招待12/11(土)12(日)」準備会が9/6(月)開かれ、百年塾メンバーも5名参加しました。
 1日目12/11(土)午前は映画「降りてゆく生き方」上映(無料)、午後はひたち出身の起業家など若手6人の講演者によるシンポジウムを行います。
 2日目12/12(日)午前は「この街を語ろう」をテーマに小グループによる意見交換(ワールドカフェ方式)。
 昼食は地産地消のPRの場にもなり得るでしょう。百年塾に理解のある川上美知子教授も乗り気です。FMひたち、茨城新聞ともコンタクト済みで、今後特別発信します。

次回のひたち学への招待準備会は、9/21(火)17時茨キリ1号館4階会議室で。

・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∵・
ひたち生き生き百年塾産業部会推進委員(石塚 猛)ezy10505@nifty.com

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■お知らせ■10/3(日)百年塾主催「百年塾フェスタ2010」日立新都市広場
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熱い議論が交わされました!

今後、ひたちの森をトレッキングして、遊び場をご紹介もしたいと思います。

興味のある方はご気軽によろしくどうぞ!