2011年11月7日月曜日

第1回緑のカーテン東京フォーラムin池袋

10月30日に標記の催しがあり、聴講してきた。
今年の百年塾フェスタでも市民が選ぶ省エネとして緑のカーテンを紹介したが、緑のカーテンには全国フォーラムがあり、何回か参加した。その東京版ができ、3月に行われる予定だったが、震災で延びてしまった。
会場は池袋の立教大学。つたが紅葉しレンガの校舎に美しい、緑のカーテンにふさわしい場所である。余談だが震災の帰宅難民を立教大学は4300人受け入れたとのことで、豊島区と協定を結ぶとのことである。日立はどうなっているのだろう?

菊本先生の話は何度も聞いているのだが、何度聞いてもホロッとさせられる。それだけ実があるということなのだろう。続いて子どもたちとの「MIDORI~繋がる輪~」の合唱。これも、何度聞いても良い。


そして今日の一番の目的はパネルディスカッションを聞くこと。建築家の隈研吾さんは「新ムラ論TOKYO」の著者である。都市でもコミュニティのあるところはカタカナの「ムラ」と呼び、ハコモノではない街づくりを提唱する建築家である。期待通りのいろいろなコメントがあった。
「行政が作る大きな緑を市民が作る小さな緑で繋ぐ」 
「手作りの緑 個人が作ったものには違いがでる。それがよい」
「緑のカーテンはオープン性と遮蔽性を両立できる」
「オープンカーテンがあっても良いのではないか」
「フィールド的発想 歩行者の動線、回遊性が必要か」
「鳥の編隊のルールに緑のカーテンを置き換える。群れの方向⇒環境にやさしい。近くの鳥とスピードを合わせる⇒お隣さんを真似る。近づきすぎたら離れる⇒お隣さんが、緑のゴーヤならうちは白ゴーヤをやってみる」
「町の繋がりを作り出す一つとして緑のカーテン」
「地域の住民、学生をいい意味で巻き込んでムーブメントを大きくする。そのためには地域のコミュニケーションが大切。」
「緑のカーテンは日射遮閉以外にも、まちづくりに大いに役立つ。」
「緑のカーテンは「生き物」つまりば赤ん坊と同じでたえずウォッチするようになる。」
「コミュニティーのための集会室が失敗しないためには「集まる理由」がある事、作業をおりこむ事が大切。」
「人間の視覚において「水平」よりも、「立体」の方が心理、意識を変える効果がある。ソーシャルインパクト(社会的影響)」
「省エネとは、数値だけでなく、気分を変える⇒街が相乗効果⇒野菜や果物が生る。小さな農業となる。」
「自然のサイクルは効率ではく、時間÷仕事量=充実度となる。」

会場の入り口では展示も行われていた。私たちも協力した「緑のカーテン×仮設住宅」プロジェクトの報告もあった。


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