ほかの行事と重なり、人数は少なかったが、梶岡講師の話はわかりやすく、とても濃い内容だった。
現在は石岡市のタウンマネージャーであるが、その前に実施した呉での体験を中心に話された。
すべてが行政や商工会議所発案ではない案件。民間発案で民間資本と中間資本利用の事業である。
では誰が行ったのか?いろんな人が行っている。
もうひとつ中心市街地以外に済む人が多い。
中心市街地の活性化は、一般的なまちづくりとちょっと違う。そこが中活の必要性なのかもしれない。
まちづくりの考え方は、自分たちの街で困った点を住民で考え、実行に移す。
自分たちで、自分たちの住んでいる街を維持するため、もしくはよくしていくために行う物である。(内と内の交流)
中活は周辺の住宅から人が毎日流入し、また流出して行っている。(外から内・外と外の交流)
中活に関して考えるときに忘れてはいけない点がある。それは幻滅しかけている街の理由と今からの街が必要とする物と商業施設等の営業努力を混ぜて考えてはいけない。
まず現在の街の幻滅傾向にある理由を考える必要がある。
モータリゼーションが茨城県での住宅地拡散の主な原因だろう。
モータリゼーション→交通インフラ構築→ドミナント戦略→幹線沿いトリクル効果→公共性の高い施設の拡散化
この部分に関しては、茨城の場合、県政と市政と国政に協力を求める必要性が高い。(中活・新商店街法等の認定が必要)
いままでの人の行き交う街のイメージでは街の必要性は商業機能が主目的にあった。その商業施設は営業努力を怠ってきたのだろうか?そんなことはない。むしろ今まで残っている店舗は、がんばってきた店舗である。特に渉外に力を入れて残ってきたはずである。
だが、ドメイン内の消費をあげる努力はされてこなかった可能性はある。(商店街の再度見直し:空き店舗の具体的対策等・徹底的な地域顧客志向)
では、地域交通系インフラやTP施設の再構築は可能で有るのだろうか?可能性がないわけではないが、かなりの投資と時間がかかる。そんな折に、商店街が集客努力をしても、現状からさほど変わらない事が予測できる。
ではどうすればいいか簡単だ。新しい街を考えればいいのである。自分たちが行く理由になる街を再構築すればいいのである。それは、外から街を利用する人たちが考えることが一番である。
住んでいるコミュニティの場合は住んでいる人が行動すれば良くなる。中心商店街の場合はその商店街の人がいくら行動しても良くならない。そこに人が集まる理由を作らなければ人は集まってこないと言う指摘はまさにそうだなと感じた。次回は11月27日(日)乞うご期待!!
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿