2012年4月3日火曜日

地中熱利用ガイドラインについて

いばらき自然エネルギーネットワークからの情報です。

環境省が、「地中熱利用にあたってのガイドライン(平成24年3月)」を公表し
ましたので、概要を下記いたします。

『このガイドラインでは、現在得られている知見・研究に基づいて、地中熱利用
ヒートポンプのメリットとともに、想定される地下水・地盤環境に影響を及ぼす
可能性と技術の導入における留意点を提示し、熱利用効率の維持や地下水・地盤
環境の保全に資するモニタリング方法等についての基本的な考え方を整理しまし
た。』とのことです。

なお、地中熱(ちちゅうねつ)とは、地下(約5~200m程度)の熱エネルギーであ
り、四季を通じてほぼ一定であり、気温に比較して、夏冷たく、冬暖かい熱源です。
冬場は、地中から熱をすくい上げる(暖房)、夏場は地上の熱を地中に放出する
(冷房)という形で利用します。エアコンのようにコンプレッサを用いるものの他、
地下水や不凍液等を循環させることにより熱運搬を行うものもあります。

一般のエアコン(空気熱源ヒートポンプ)に比べて効率が高い、エアコンが利用
できない環境(外気温-15℃以下)でも利用が可能、熱を屋外に放出しないことに
よるヒートアイランド現象の緩和、CO2排出量抑制、動力部分を地中に埋めること
で原動機から出る低周波や騒音を遮断できる等のメリットがあります。

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