2010年10月12日火曜日

産学連携交流会を聞いて

10月1日(金)に日立地区産業支援センターで開催された第19回スーパーヒッツクラブの産学連携交流会を聞きに行った。2つの講演があり1つは郷土ひたち・ネットの掛札さんの「誇るべき日立の先人の偉業『ひたち村物語』」、もう1つはヨークカルチャーセンターの「長寿社会におけるカルチャーセンターの役割」であった。
前者は市民が先人の偉業という「地域資源」をよく知らないから郷土に愛着を持てない、関心がないのだということで先人の偉業を知らせる小冊子『ひたち村物語』を作成しPRしているというような内容であった。先人の偉業を否定するつもりはないし、それがあまり知られていないということもあるかも知れない。(小学校では郷土のことを学ぶし、日立グループでも教育されているので少しは知られているはずであるが)しかし、街に元気がないこととそのことが容易に結びつくとは思えない。また、別な原因があるように思う。そこを聞きたかったが、その辺の話は無かった。
後者は永続きしていると思う。百年塾にも市民教授という制度があるが、なかなか結びつきがなく、お教室の宣伝になっているという見方もある。中里のボランティアも希望者は市に登録し、農家はJAに登録し、市とJAが調整するという。個人情報とかいろいろあるのだろうが面倒である。この辺に有料のそれも決して安くはないカルチャーセンターが成り立っている理由がありそうだ。利用者のニーズに合う教室をいつも開発しているのだ。
このニーズに合うものを開発するという考えは街づくりにも必要かも知れない。

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