2010年10月7日木曜日

12月11、12日 第4回 日立学の紹介①





 どうも、藤原です。

 ひたち エコチームも数人実行委員になっている12月11日、12日の日立学のご紹介を致します。

 実行委員会では、毎月1~2回幅広い層が集まり、日立に対する思いを語っております。将来は交流拠点を作り、創業支援や同じ志を持つ人々の集まりであるコミュニティーを想像し、意思を実現できる仕組みづくりをしたいと考えております。

 開催場所は茨城キリスト教大学です。担当しているのは、茨城新聞にも『アジア大回廊計画』を企画している岩間先生です。今後の日立、いや日本を!むしろ、アジアを背負って立つお方と個人的には考えております!

 内容は、一日目『降りてゆく生き方(映画上映)』+ 二日目 ワークショップを行います。

 また、内容は変更する場合がございますので、ご了承ください。


【ひたち学の主旨】
 日立市を中心とした茨城県北部地域は,人口の少子高齢化や地方経済の停滞のなかで,深刻な社会・経済環境下に置かれている。国立社会保障・人口問題研究所は,このまま人口流出と高齢化が続けば,日立市の総人口は2035年には14万にまで減少し,65歳以上高齢化率は37.5%に達するとの試算を発表している。地域活性化の取り組みは喫緊の課題である。地域の活性化を考えるとき,日立市の現状を正確に把握するとともに,歴史や文化,日立を寒村から日本屈指の工業都市へと成長させた住民の力といった地域の魅力を皆で再認識することが重要である。ひたち学とは,地域の方々とともに様々な学問分野から郷土日立を見直し,新しい日立のあり方を展望することを目的とする取り組みである。

【第4回ひたち学シンポジウム】
 テーマ:地域の活性化に尽力する個々の活動を結び付ける,地域協働の交流拠点づくり。 日立では,現役を引退した方々による各種NPO法人や青年会議所,各地の地域コミュニティ,サーフィンや音楽,ダンスなどの地域サークルなどが,魅力ある郷土を夢見て多種多様な活動を展開している。なかでも,20~40代を中心とした若手の活躍が目立つ。たとえば,本年7月に日立青年会議所主催で開催された「ひたちサンドアートフェスティバルin 河原子」の成功は,日立を担う若手のパワーと可能性を十分感じさせるものであった。また,地元に残り斬新なアイディアを用いて起業する若手達の活躍も,特筆に値する。しかし,現段階では横の連携がないため,それぞれの取り組みは小規模で単発的なものにとどまっている。地域で活躍する人々の思いを積み上げ,さらには地域活性化の明確なビジョンを打ち立てていくためにも,まずは上記の組織同士の交流拠点・機会の整備が必要である。 こうしたなか,横の連携作りの機運が全国で広がっている。特筆すべき取り組みとして,「降りていく生き方プロジェクト」が挙げられる。「降りていく」とはマイナスイメージの強い言葉であるが,急速な経済成長や人口増加,市街地の拡大など,右肩上がり時代を終えたこれからの日本での,新しい価値観を見出していこうという意味で用いられている。同プロジェクトの主旨は,不安・孤独・希望喪失といった暗い雰囲気が広がる今日の日本のなかで,明るく住みよい街や社会を夢見て個々に頑張る人々を「夢縁」という言葉を用いながら結びつけ,街づくりの大きな流れを築いていこうという点にある。具体的には,この主旨に賛同した全国各地の人々が,上述の目的で作成された映画「降りていく生き方」をそれぞれの地域で上演し,その後に街づくりのワークショップを開催するという流れである。このプロジェクトは,地域活性化に従事する若手層を中心に注目を集めている。 ひたち学と「降りていく生き方プロジェクト」は別個のものである。しかし,地域協働の拠点づくりを進めていく上で,同プロジェクトは大きなきっかけになるものと考える。そこで,第4回「ひたち学への招待」では,映画「降りていく生き方」の上演と,若手を主体としたワークショップを実施する。ワークショップでは,次世代を支える若手達が各々の取り組みや想いを発表するとともに,横の連携強化と交流拠点づくりに向けた話し合いを行う。シンポジウムの実施後は,地域協働の拠点づくりを本格的に進めていきたい。 これまでのひたち学は,年長者が主体であった。そこで,今回のシンポジウムでは「地域で頑張る若手」に着目する。現在,日立では若者が働く職場が減少し,若年層の流出が顕在化している。こうしたなか,地域で活躍する若手の姿は,日立の街を元気づけるだけでなく,これから社会に出ようとする学生たちにとっても大きな励みとなる。経営学部を新たに立ち上げる茨城キリスト教大学にとっても,地元で頑張ろうとする若者の支援は,地域から求められた使命であると考える。

0 件のコメント:

コメントを投稿