2011年7月1日金曜日

仮設住宅に緑のカーテンを設置

先日、紹介した「仮設住宅×緑のカーテン」プロジェクトを実施してきました。東北地方が梅雨入りした直後で雨が心配されましたが、最初だけで結果的には作業日和でした。
この日は33戸の住宅と集会所に設置しましたが、これで暑い福島の夏が少しでも涼しくなればと思います。


緑のカーテンは省エネですが、創エネというか新エネルギーの方もにぎやかになってきました。
多額の義援金を寄付したSさんが、私財を投じて新エネルギー(太陽光発電)に取組むとか。素晴らしいなと思いましたが、どうも様子が違う。その電気を法律を作って高値で買い取る仕組みも考えているようだ。それなら投資しても絶対損しない。その代わり国民はいまの5割増しの電気代を払うようになる。そしてSさんの会社は電気の安い韓国に移転するという。ビジネスとして見れば素晴らしい発想である。国民の原発に対する感情をうまく読み取り反対しにくい状況の中で上記のことをやってのけようとしているのだろうか?

そんな話に喜んで飛びつくKさんも何を考えているのか良くわかりませんが、脱原発と言っても数十年は安心して稼動できる対策が必要だし、その対策が本当に安心なら、脱しなければならない意味がなくなってくる。新エネルギーは安心、安全だと思っている人も多いようだが、そのものにもリスク(風力なら低周波騒音、太陽光なら日照権や農地との競合など)はあるし、供給そのものがリスクになる。蓄電だってどう考えても1週間分など貯められそうにないし、台風に長雨が来れば風力も太陽光も発電できない。

それにしてもマスコミも問題である。佐賀の玄海発電所が安全だと大臣が説明に行ったようであるが、そういう表層的な報道しかない。玄海のリスクの想定はいままでがどうで、東日本大震災を機に想定をどう見直して、それに対して安全だという中身がまるで見えてこない。わずか3ヶ月で大きく想定を変えた対策ができるはずがない。そもそも福島も地震の被害と津波の被害の切り分けも終わっていないのに、どうして他で安全対策が完了するのか?これこそ担当者にまかせるような話ではないと思う。新エネルギーで浮かれていないで、現実に正面から取組んでもらいたいものだ。
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