2011年12月25日日曜日

スマートを考える

エコプロダクツに行ってきましたが、昨日も報告したように実にさまざまな『スマート』が報告されていました。 もちろん太陽光発電や太陽熱温水器などは実用化されていますし、地中熱ヒートポンプも実用化されつつあります。小水力は個人では難しいですが 用水路などに設置が始まっています。その中で地中熱ヒートポンプと太陽光発電について考えてみます。 地中熱利用促進協会のパンフでは、年間500件ほど設置されており、2010年設置のベスト3は北海道210件、東京53件、岩手46件でした。 西日本では設置ゼロも多く北海道、東北の設置が多いようです。聞いたところでは冬期の温度差が北海道の方が差があるので有利とのことでした。 それからやはり後付工事のためにはある程度のスペースが必要なため庭のせまい都会では難しいとのこと。2~300万円くらいはかかるので(電 気が必要なので太陽光もつけると)4~500万円くらいかかり(マンションなどに予め設置されていない限り)お金のある庭のある自宅の人に限 られるようです。 エコプロで川口の環境NPOの方が市民共同太陽光発電所を計画されていました。これは企業や市民が出資して公益施設の上に太陽光発電所を設置 するもので、川口では福祉施設の上に設置する計画だそうで、例えば日立の交流センタの屋根に県からの補助金とコミュニティで出資して設置すれ ば災害対策にもなるので一石二鳥ですし、実現可能性も高いです。 自分で導入するのが目的ではなく、日立市において市民が目指す活動を進めるには、やはり啓発が必要ですし、平行してもう少し詳しい教育も必要 です。進めかたについての戦略や戦術も決めなければなりません。 ともかく「スマート」関係のテーマは数多く、広く浅く学ぶのか、どれか深く学ぶのか、我々が学ぶのか、市民に学ぶ場所を提供するのか、学ぶだ けで良いのか?実際に設置して学ばないと意味がないのではないか?と百年塾産業部会としての進め方を決めないと、「電気を使わない生活がある」 「小水力が実用的だ」「地中熱ヒートポンプが人気がある」とテーマを追っかけているといつまでたっても何も変わらないということになります。 生涯学習にふさわしい内容で、かつ実践的な取り組みも伴う活動を考えていく必要がありますが、なかなか『スマート』には行きそうにありません。

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