2011年2月6日日曜日

政策形成フォーラムの研究成果発表

研究成果の発表は2つあった。
第一は「いいね!がいっぱい発信スタイル~みんなで発信、ひたちの魅力~」であった。
ひたちのいいねは言い換えれば地域資源である。それが知られていないがいっぱいあるので、外に向けて情報発信すなわちツイッターやブログで発信しよう。そうすれば交流人口の増加や投資が増える。その過程でひたちサポーターズクラブを創設しよう。また、県北臨海地域が危機感を共有し、共同で首都圏にPRしていこうというものであった。課題としては事業実施が主で広報が二の次になったり、地域共通のイメージにつながりにくいというような課題があり、広報は事業課ではなく、広報に集約したい。また、行政、市民、企業が得意な分野で活動し、シナジー効果をだしていこうという内容であった。
「いいね!がいっぱい」はすでに細々と?キャンペーンされているので知っている人も多いかも知れない。情報発信もいろいろなされていると思う。「いいね」も「情報発信」も結局はほかの「いいね」と「情報発信」との競争になるのではないだろうか?だとすれば「いいね」が「何でもいいね」ではなく、「とってもいいね」に磨き上げていかない勝てないだろうし、「情報発信」も「何でも流せばよい」ということではなく「戦略的に流す」必要がある。
いずれにしても、これは私たちも目指していた方向であり、市役所の若い方々も同じような方向で考えているということはこころ強い。ただ、バラバラでやっていたのではシナジーを発揮できないと思う。街づくりという大きなとらえ方で関係者が集まり、そのうちの情報発信として考えていく必要があるだろう。みらい会議を継続開催していけば、きっとそのようなアイデアも出てくるに違いない。
ただ、発表の中でひたちがさけるべきシナリオとして、少子高齢化の進展と、地域間競争の激化とあったが、少子高齢化は当面避けられないし、それが続くものとして「地力」をあげて徐々に回復していくしかないだろうし、地域間競争というのが具体的に何をさすのか不明なところもあるが、ある意味、競争は活気、活力の源である。誰にもまねのできないものがあれば避けられるが、「談合」というか弱者が集まって競争しないようにしましょうと言っても意味のないことだ。
地域資源を磨き上げ、付加価値をつけて、戦略的な情報発信をめざさなければならないが、情報の最大の発信者はその地域の住民である。住民が知らない、おいしくないというようなものをいくらPRしても始まらない。市民(住民)が外に出て、ひたちは何も無いところでと言ってるのが現状であり、それをひたちはいい所だ、今度来たらこれを食べなよ、どこどこへ行ったらというように変えていかねばならない。
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3 件のコメント:

  1. >課題:広報が二の次になったり、地域共通のイメージにつながりにくい。また、行政、市民、企業が得意な分野で活動し、シナジー効果をだしていこうという内容であった。
     
     もし、東京などにPRしようというのなら、現在の日本文化(文化は時代と人と情報、伝統のかけ合わさったものでしょうか?)に対する確かな目と、トータルな視点を持ち、まとる力のあるプロデューサーが必要かもしれません。

     特色を出すなら、対象はしぼった方がボヤケないですむかもしれません。

     ご指摘の通り、お互いの活動を繋げていけるリーダー同士の横のつながりと、リーダーから参加者へのスムーズな情報の共有が出来ないと、バラバラなまま力も分散してしまうでしょう。

    ⇒みらい会議へ、異団体のリーダー達の参加が絶対に必要不可欠!

    >「とってもいいね」に磨き上げていかないなければ勝てない

     本当にその通りだと思います。戦略もデザインもなく、ただ「いいね」と言っているだけでは誰も見向きもしません。

     特産、名物もハイセンス、土着、意外性、物語性など何か個性や本質的な価値がないと印象も薄く、誰も見向きもしないのは目に見えてます。

     知恵も出し合わないと駄目ですね。

     ただ、学校の授業とは真逆で、どれだけ周りから逸脱(良い意味も悪い意味も)出来るかを考えることが必要ですね。

     周りから、抜きん出る、はみ出る、というのは学校の授業では教えてくれませんしね。

     競争も勢いをつけるためには必要です。ただ、一番大事なのは、何のためにやるかという事業の本質、理念、目的、意義をしっかり考える、共有することが大事なのだと思います。

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  2. 茨城王さんの調査「ひたちの魅力ってなんだっぺ?」でも過去の未来会議と同じような内容が出ています。百年塾のまわりや中にいる人たちですので当然といえば当然でしょうか。

    ある程度、多様性はあっても異質な方はいないのかも知れません。19日のみらい会議も年寄りは百年塾のまわりや中にいる人が多いので学生さん期待でしょうか?

    ところで、今後のみらい会議ですが、参加する人はそれなりにまちづくりに熱意はある人だとは思いますが、そのまま継続するのでしょうか?エコチームがエコなまちづくりをみらい会議で考えていくということならイメージがわくのですが、希望者が集まってひたちのまちづくりを議論していって大丈夫なのかイメージがわきません。

    百年塾の理念もあるときは、生涯学習とまちづくりとどちらに軸足があるのか良くわかりません。もう少し同じ仲間で深く議論していくのかと思ったのですが、このように広げていくとちょっと心配です。

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  3.  やはり、議論してアイデアが多く生まれたとしても、収束していかなければなりませんし、以前言われたように集中しないと内容も薄いものとなって何をやっているのか?となってしまうと思います。

     ところで、エコチームで是非事業化したいと考えているのがトレイルマラソンです。

     先日の打ち合わせ後の食事でも、その話が出てきました。

     日本の最古層の地層の上を、トレイルマラソンで走るロマン。

     県北全域で繋がり、協力体制をとれれば最高です。

     ちなみに、常陸太田?でもトレイルマラソンがあり、全国から400人くらい集まったそうですよ。

     全国から来た人に、魅力が伝えられるよう、魅力を改めて洗練させていく必要はあるですね。
     来てガッカリだと残念な結果になりますよね。

     山の整備は企業やボランティアと協力して行っていく。

     周りの企業やお店などとも協力を取り付ければ、事業化は可能だと思います。

     

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