2011年2月27日日曜日

日立ナレッジデザインセンター構想

まちのナレッジ(知恵、知識)が受け継がれていない現状から、ふと思いついた妄想を書きます。

 ナレッジの集まる場所が必要なのかな?と思いました。日立ナレッジデザインセンターとても言うべき、文化情報センターがあるとよいかも。

 ただ、作るだけでは、仏作って魂込めず。になるので、ソフトの面は充実させないといけないでしょう。
 さらに、集まりやすい、集まりたいと思える仕組みが必要。

◎理念は『全てはまちの未来を創造する人材のため』
1.知識や知恵の継承を行える、自立連帯型の『学び』・『実践』・『交流』の場
2.交流を通じて、人間力を鍛え、自助・互助の精神を育てる
3.宝モノ(物、者)やコトを発掘・育成し、将来のために投資する
4.市民一人ひとりの手で愛着を持てるまちを創造する
5.国内外のベストプラクティスの事例など最新の情報を整備されている
6.内発的な動機を大事にする
7.自らの文化を大切にする

 押し付けではなく、自分の意志や意欲、理念、目的、価値など内発的動機を大切にすることが重要。

●日立市の現状と課題:
①情報が見えず、点が点のままである;
 点が点のままであり、協働することによる創発まで至らない状況である。同じようなことを考えている人が居ても、情報がCloseされており、繋がりあえることが出来ない。

②ハード重視;
 ソフトを軽視しており、ハードのみ整えれば成功すると考えている行政がある。ソフトを重視した時間をかけた人材育成が重要。組織変革もソフトである人の『こころ』を重視しなければ成功はしない。
まちづくりも同様。余所者や障害者に優しくないまちは、自分たちにもやさしくないまちである。

③ビジョンの欠如;
 ありきたりのビジョンではなく、議論をし合い市民一人ひとりの意識を高めて作り出す『まちの将来像』を描く必要がある。注意点:人が集まり過ぎると逆に議論の質が鈍る。

④愛着・自慢の欠如;
 愛着をもてる、自慢が出来る故郷作りが必要。ハードではなく、ソフト。文化の充実が鍵。雇用もお役立ちの新ビジネスを創造していく。



●課題解決のための提案:
・情報のOPEN性;有益な知識を発見し、知識を集積、集まった知識を整理して共有する。協働実践し、知識を知恵へと成長させ、新たなる知恵を創造していく。そして、発信していく。

・人材育成(情報集積のためのポジティブフィードバック);なぜ情報をOPENにするのかを理解し、伝達するスキルを持つ

・インフラ整備;情報を集積・活用できるための仕組みを作る。
⇒NETを活用する場合にも、集積するための人材確保と、予算が必要。
⇒他団体の取り組みを知り、自分たちも刺激を受ける


・一人1事業の支援:個別・固有のお役立ち方があり、自分だけの自己実現、社会的課題の解決を行っていくお手伝い
⇒ファンドレイジングで夢を実現する
・場の提供;人が気軽に集まれる仕組みを作り(主役になれる)、生き方のデザインが自動的に出来る仕組みを作る。
⇒様々な組織と協力体制をもてる、自立連帯型組織
⇒過去~現在~将来に渡るつながり・縁を育める場所となる。そして知恵を継承していきつつも、縁を縦・横・斜め・奥行きへと渡るネットワーク化する。まずは、日立の縁を大事にし、外部(県内外、国内外の会社、研究機関、学校、行政などとのつながりも持つ)の縁に対しては、全ておもてなしの気持ちで大事にする。
⇒話し合い・生き方を学ぶ・ワークショップの場を提供する。文化を大切にする文化を育て、自分たちの文化も大切に育てていく。
●場所は、センスにもこだわり、有機的かつ、創造的空間があることで、来るだけでも自分自身の創造性が駆り立てられるところ、であるのが理想的。遊び場が一番脳を活性化し、感覚を刺激する。もしくは、逆に洗練され、瞑想出来そうな禅にも通じる場。アートに触れられる場もGood!


・情報の提供;まちの情報がデザインされ集まる場所に出来れば、まちについて自然と知ることが出来る。
⇒頑張っている大人と知り合う機会があることで、自分の生き方の一つの模範となる(子は親の背中を見て育つと言いますが、地域の大人の背中も見ているはず。)。
⇒郷土自慢、まちづくりの取り組み情報を知り、日立市だけでなく県内の事例を取り上げ、茨城県に対する悪いイメージや意識を変え、日立市にも愛着、誇りを持てるようにしていく。
⇒国内外のベストプラクティス


※自分たちの文化を大切に扱われることで、他の文化も大切に扱うという意識が生まれる。
※文化…絵、サーフィン、写真、スポーツ、アート、ダンス、ミュージック、トレッキング、トレイルマラソン、ワークショップなど



あとから知ったのですが、このようなセンターが実際に外国にあるんですね。

それと、以前にTVでやっていたのですが、アメリカでは個人の人生を録音して残しておく国家プロジェクトがあるらしいです。

一人ひとりの生活などの個人的な背景や時代背景、精神世界などの貴重な資料とするのでしょうか。

これは凄いノレッジマネジメントですね!


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